到達イメージシートの利用

皆様おはようございます。イノベーション人材育成の教育総研の岡本です。「周囲を巻き込む力」シリーズの第8回目は、到達イメージシートの利用です。

新しいプロジェクトを進めていくときに、まだテンションの上がっていないメンバーを巻き込んでいかなければなりません。その時に役に立つのが一枚の「到達イメージシート」です。


書くべき事は三つだけ。一つは、解決後の到達イメージ。二つは、そのための具体策。三つは、何がどんな状態でその原因はという現状。これらがつながれば、だれでもプロジェクトでやるべき事が理解できます。

一つ目の解決後の到達イメージは、出来る限りくっきりとイメージできるように描きましょう。そしてワクワクするような内容にしましょう。誰だって楽しいこと嬉しいことならば頑張れますからね。

二つ目の具体策は、一歩踏み出せる内容を必ず入れてください。具体策があまりにも負担の大きいものだと前に進みません。階段を上っていくような具体策にして下さい。

三つ目の現状分析は原因を必ず明記してください。結果からは対策は生まれません。原因が分かって初めて対策に着手できるのです。

ビジョンは内側から湧き出てくるものですが、到達イメージは具体策があって始めて、実感としてくっきりとしてくるものです。どんな小さなプロジェクトでも到達イメージを明確にして、人を動かしていきましょう。

いよいよ夏期休暇もほぼ最終日。休日に勉強、月曜に実践。来週からに備えてよい休日をお過ごしください。