アマゾンのビジネスモデルキャンバス



イノベーション人材育成の教育総研の岡本です。「新しい市場を創出する力」シリーズの第7回目は、アマゾンのビジネスモデルキャンバスです。 今回はアマゾンのビジネスモデルキャンバスを考えてみましょう。アマゾンを利用されて心地よいと感じていることは何でしょうか。これが価値ですね。ここで書籍に限って考えてみましょう。まずどんな本でも手に入れることが出来ます。絶版本でも中古品として出品されています。単行本に手を加えてすでに文庫本になっているものでも、単行本の方を入手することも可能です。豊富な在庫商品を検索して見つけ出す検索の利便性も大きな価値になっています。プライム会員であれば午前中に注文すればその日には手元に届くスピード。豊富な在庫量と軽やかな検索、迅速な配送はアマゾンの価値と言えるでしょう。このような価値を必要とする顧客は多忙で読書量の多いユーザーと想定されます。これで価値提案と顧客セグメントが決定されます。

この多忙な読書ユーザーには読みたいと思う本があればまずは購入して全体に目を通したい。本に払うお金は食事や他のものに使うことに比べたら相対的に安いと思っていますから、常に目に入るようにアンテナに触れるようにしておくことが購入機会を生み出すポイントになります。そこでチャネルとしてはターゲッティング広告を効果的に投入することになります。彼らとの良い関係を維持するには時間が最大のキーワードです。クイックレスポンスで注文ストレスを解消していく事は何にもまして重要になります。ワンクリックで買うことのできるのもこのコンセプトを継承しているのです。これらの組合わせにより書籍やkindleを中心とする書籍購入を促し、安定した収益を上げることが出来るのです。従来の本屋さんと販売するものも儲けの元も全く同じです。お客様の購買プロセスをITによって変革したのです。このようなモデルをプロセス変革型モデルと言います。

では価値である豊富な在庫量、検索の利便性、迅速な配送を実現するためにアマゾンはどのようなリソースを活用したのでしょうか。抜きんでた検索技術はプログラム開発をキーリソースとしていかんなく活かされています。これかせ主要活動です。また迅速な配送はキーパートナーである配送ネットワークにより結実しています。恐らく多忙な読書ユーザーの商品検索や注文のイライラを解消するためのプログラム開発には多大な投資がなされているはずです。

このようにビジネスモデルキャンバスを整理することで、事業の成功要因が見えてきます。逆に考えればビジネスモデルキャンバスを通して、事業の骨格を構築していく事も出来ます。ぜひビジネスモデルキャンバス、大いに活用して下さい。





この記事をシェアする

関連記事

次の記事
« 前の記事
前の記事
次の記事 »