教育総研‘s EYE【AI回答サービス編】


~イノベーションの芽を感じる【AI回答サービス編】

このところ企業の問い合わせ回答サービスにAIを導入するケースが増えてきた。佐賀市役所の年金課でも導入されたという。

                                                                                                    
即時回答が得られることは利用者にとっては大変ありがたいサービスだ。筆者も何社かで経験しているがクオリティは未だ実証実験の域を出ないという印象が強い。
AIは学習機能だ。利用者の要望レベルに達するまではかなりの時間を要すると考えられる。Siriですら未だ珍回答でネット民をざわつかせている。
Siriが初搭載されたのは2011年。日本語対応されたのは2012年。7年経って確かな成長を感じる。
AIを育てるのは利用者一人ひとり。辛抱強く成長を待つ必要があるだろう。
しかし、サービス提供者が忘れている点があると思われる。記事を読むと「ここねちゃん」は分からないことに対して「ごめんね」とお返事するらしい。。。この幼稚さは利用者にとって許されるのか。
佐賀市の年金課に問い合わせをするのはシニアに近い成人が多勢と想定される。そんな大の大人の問い合わせに「ごめんね」では誠意が感じられない。
‘物も言い様で角が立つ‘
開発者、企画者は利用者層に対して今一度敬意をサービスに反映していただきたいと心より願う。

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