教育総研‘s EYE【賃貸アパート編】


「未来のリーダーを育成する」教育総研‘s EYE
~イノベーションの芽を感じる【賃貸アパート編】

デモクラシという会社が新しいタイプの賃貸住宅サービスをリリースした。外資企業の役員が長期滞在する時によく使われるサービスアパートメントとは違うらしい。

(株)デモクラシの社名は試作品などを表す「デモ」と民主化という意味の「デモクラシー」を合わせた造語という。ちょっと重めのネーミングだが創業社長の熱い想いが感じられる。

ホテルと賃貸住宅の間に位置するサービスアパートメントに対し、更にサービスアパートメントと賃貸住宅の間に位置するのがデモクラシが提供するカスタムアパートメントとなる。サービスアパートメントとの大きな差はその価格だろう。一般的なサービスアパートメントは東京で20/月程度から。それに対してカスタムアパートメントは家電レンタルを入れても9万円/月程度というから顧客セグメントが大きく異なると考えられる。

筆者は留学生の専門学校で講義を担当しているが、留学生の悩みの一つに一定期間しか使わない家電等の処理に困るということをよく聞く。日本ではごみを捨てることがとても難しく、かといって家電は必要だしある程度の機能は欲しいだろう。このサービスがもっと伸びて、3LDK程度の物件が出てくれば、増加傾向著しい留学生向けにも十分対応できるだろう。
リフューズ・リデュース・リユース・リサイクルの4Rはイノベーションの重要なキーワードだ。

教育総研では地方創生のためのイノベーション人材を育成するために各地でセミナーを

行っています。627日(水)は鹿児島です。イベントページをご覧ください。