教育総研‘s EYE【ばんそうこう編】


「未来のリーダーを育成する」教育総研‘s EYE
~イノベーションの芽を感じる【ばんそうこう編】

ニチバンから手術後用の大きいばんそうこうが発売された。サイズは15~20センチ大という。今までは大きい傷には2枚を繋げて貼るなどしていたが、一枚でまかなえるようになる。


筆者は10年ほど前、娘の運動会での保護者リレーで砂埃を巻き上げて大転倒し、いい歳をして膝をザクザクにけがをしたことがある。スエットを履いていたが穴が開いた。そのころはまだ大判のばんそうこうなど市販されておらず、治るまで大変だったことを思い出す。
閑話休題。
ばんそうこうの代名詞「バンドエイド」の誕生話は有名だ。ジョンソン&ジョンソンの愛妻家の社員が家事に不慣れな妻がけがをするたびに手当をしていたが、留守中にも一人で傷の手当てができるようにとバンドエイドを開発したと言われる。
この大判のばんそうこうにも麗しい秘話があってほしいと願う。
ちなみに、ばんそうこう業界で気になるのは「湿潤療法」という考え方。代表される製品として同じくジョンソン&ジョンソンの「キズパワーパッド」がある。前述した筆者の膝はキズパワーパッドが大活躍した。
擦り傷は乾かして直せと幼少期から刷り込まれていたのだが、これは真逆の発想だ。一般人にはどちらとも判断がつかないが、キズパワーパッドの効果は身をもって知った。こちらにも開発秘話があり、舞台はスウェーデンの軍隊とか。

どちらにせよ、人を助ける商品であることは間違いない。例えば人を助けられるならヒト化が著しいペット産業にもシフトできるということになる。既存商品を新市場向けにマイナーチェンジすることも一つのアイデアだ。

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