「未来のリーダーを育成する」教育総研‘s
EYE
~すでに起こっている未来を1週間で考える【オフィス向けサービス編③】
「大きな池で釣りをするのと、魚がいると分かっている小さな池で釣りをするのではどちらがいいでしょうか」 筆者が言われた印象深い問いかけだ。
ビジネスを始めるなら魚がいると分かっている池で釣りをする必要がある。それが小さな池であってもだ。特にスタートアップではこの考え方が重要だろうと筆者は思う。小さな池でも、グローバルに考えれば小さな池は無数にある。BtoE市場はニッチだがグローバル展開が十分に考えられるビジネスだ。
富山の置き薬モデルでは、大海原で釣りをするのではなく釣り堀に糸を垂れるイメージだ。そこに魚は必ずいる。しかしずっと同じエサと仕掛けでは飽きられる。だんだんお腹も空かなくなってくるのでエサの種類を変える。変わり者の魚もいるので仕掛けも変える。置き場所も変える。どんな釣り堀にはどんなエサと仕掛けが効果的なのか、何が食いつきの良くなる要因なのか、データを蓄積する。こうしてオフィス向けサービスをパッケージ化すれば世界中でビジネスが展開できるだろう。
今や小売りの最大手となったアマゾンが始めたのは本からだった。本は品質が安定していて保存がきき、更に配送が容易だ。こう考えると、オフィス向けサービスに生野菜は難しい。食ロスも大きな課題だろう。食品であれば日持ちがするもの、レトルトや冷凍食品などが向いている。ならばアマゾンあたりが乗り出してくればひとたまりもない。一品100円で小銭を入れるシステムだが、ICカードリーダーを設置して給料天引きにすれば小銭を用意する必要もない。。。このビジネスは何かで優位性を持たないとあっという間にレッドオーシャンになりそうだ。
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