「未来のリーダーを育成する」教育総研‘s EYE
【オンライン講座ガイド⑥】
皆さん、こんにちは。
これからの人材教育にオンラインは欠かすことが出来ないツール。オンライン講座でどんなことが出来るのか、一緒に考えていきましょう。
■企業人材育成byオンラインを考える②■
今月は企業内人材育成のオンライン化について考えてみましょう。
会計ソフトサービスのM社では、毎日先輩社員が新人社員にZOOMを使って教育を行う「企業内寺子屋」を実施しているという記事がありました。
正に、今できる事をやってみているリーンなすばらしい取り組みです。しかし、これは改善が必要です。
課題が2点、①企業活動に必要な社員の戦力が削がれる ②成長度合いがばらつく です。
まず、先輩社員は企業の戦力です。営業成績の良い社員の戦力を新人の育成に充てるのはもったいないことです。そして、営業成績の良い力のある社員は教えることが得意とは限らないということです。
「名選手名監督にあらず」優秀な社員だからといって後輩の教育に向いているとは限りません。教えるのが上手な人に担当してもらった方が適材適所と言えます。そしてその人の教え方によって属人的に成長度合いがバラつき、結果としてペアの組み合わせ運次第ということになってしまいます。
改善策として、教えるのが上手な社員に専任させ、他の社員との交流は別の機会を設定する方向にしていくと効果が見込めます。
企業の風土を伝えることは大切なことです。社員同士の交流を深め、社内の空気感に慣れるためにオンライン会議システムを使い、しかし育成の質は担保することが肝要です。
二兎を追うものは一兎をも得ず。一つひとつ切り分けて考えていきましょう。
皆様、今日も良い一日を!
過去の記事は以下のリンクをご参照ください。
企業人材育成byオンラインを考える①
オンライン講座実施報告